仙台市から固定資産税の納付書が到着
年度が新しくなり、仙台市からさっそく固定資産税の納付書が届きました。
毎年のことですが、仙台市は納付書を送ってくるのが異常に早いです。
納付も4月、7月、9月、12月の4回です。
東京都だと1回目の納付が6月ですが、仙台市は容赦ないです。
固定資産税の評価替え
2024年は3年に一度の固定資産の評価替えの年にあたります。
固定資産税においては、土地・家屋について、3年に1回、「評価替え」を行い、価格の変化を反映しています。直近では、令和3年度が評価替え年度です。
評価替えに際しては、価格の変動に伴う税負担の激変を緩和するための負担調整措置等も併せて検討を行い、必要な措置を講じてきており、令和3年度税制改正においても、令和3年度以降の負担調整措置等のあり方が検討されました。
このところ路線価は毎年上昇を続けていますから、評価額が大きく上昇することは予想されていました。
2024年度の我が家の評価額
土地
我が家の土地は小規模住宅用地に該当しますが、評価額は18.3%の上昇です。
結構な上昇率です。
記憶にある限りでは過去最高の上昇です。
家屋
変わりなし。
築20年を超えて、だいぶガタが来ていますが、固定資産税の評価額はここからは下がらないのが普通のようです。
2024年度の固定資産税
これだけ評価額が上がっていますが、実際に2024年度に支払う固定資産税は2.5%のアップにとどまっています。
これは負担調整措置により一度に固定資産税が上がらない仕組みになっているためです。
我が家の2024年度の負担水準は0.767です。
要するに本来支払うべき固定資産税から2割以上割引されていることになります。
それ自体は歓迎すべきことですが、逆に今後その分だけ毎年固定資産税が上がっていくということでもあります。
土地に係る固定資産税・都市計画税は、評価額が急激に上昇した場合でも税額の上昇はゆるやかなものになるよう、課税標準額(税額算出の基礎となる額)を徐々に本来の額に近づけていく「負担調整措置」が講じられています。
具体的には、負担水準を算出し、負担水準が高い土地は税負担を引き下げたり、据え置いたりする一方、負担水準が低い土地は税負担を引き上げていきます。負担水準は課税標準額の評価額に対する割合がどの程度まで達しているか示すものです。 (算式は負担水準イコール前年度の課税標準額÷今年度の評価額分)税負担の調整 措置に使用されます。 負担水準がある程度まで達している場合、税額は据え置き、若しくは引下げられますが、達していない場合は、引き上げられます。
仙台でこの状況ですから、このあと東京都内の固定資産保有者に納付書が届き出すと、その評価額の上昇に驚く声が更に増えるのではないかと思います。
地価が上昇して喜ぶのは課税当局だけであって、そこに住んでいる我々には何のメリットもないことを理解しておいたほうが良いかと思います。
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