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SBI新生コネクトを申込む、メリットとデメリット、そして設定の際の注意点は

SBI新生コネクトを申込む

SBI証券とSBI新生銀行が新たに始めたサービス、SBI新生コネクトに申込みして、さっそく使ってみました。
結論から言うと、手続きはかなり面倒ですし、それによって得られるメリットはそれほどでもありません。
無理に始める必要はないが、特別デメリットもないので(のちに述べるようにSBIハイブリット預金の設定をもとに戻せば)、設定しておいても良いと思います。

SBI新生コネクトとは

SBI新生コネクトとは、SBI新生銀行とSBI証券の両方に口座を持っている場合、以下のことが可能になるサービスです。

  1. SBI新生銀行に預け入れしている円普通預金から、SBI証券における投信積立の設定金額を自動入金する
  2. SBI証券口座で当日使わなかった資金を自動的にSBI新生銀行口座へ出金する

また、SBI新生コネクトを設定すると、SBI新生銀行のステップアッププログラムのステージが最高ランクのダイヤモンドになります。
ダイヤモンドになると、振込手数料が月に50回まで無料、普通預金の0.1%になるなど、様々な優遇があります。
さらに9月28日までは、キャンペーンで普通預金の金利が0.2%になります。

普通預金の金利が0.2%になるのはかなり魅力ですが、ここに最初の落とし穴があります。
このキャンペーンは4月3日から始まっているのですが、金利がアップするのはあくまでステージがダイヤモンドに上がってから以降です。
4月中に申込みをしても、ダイヤモンドになるのは翌々月の月初からなので、6月1日から4ヶ月しか適用にはなりません。

SBI新生コネクトの申込み方法

SBIハイブリッド預金の休止

SBI新生コネクトを申込むには、SBI証券のページから手続きを行います。
手続きを行おうとすると、

SBI証券に口座を持っている方の多くは、住信SBIネット銀行にも口座を持っていて、さらにSBIハイブリット預金の設定もされていると思います。
しかし、SBIハイブリット預金の設定を一旦休止させないと申込みができないのです。
SBI証券をメインに使っている場合、SBIハイブリット預金をシームレスに利用していると思いうので、これを休止することには抵抗があると思います。(実際は一旦休止して、SBI新生コネクト申込み完了後に再度設定することでもとに戻せる)

SBI新生コネクトとSBIハイブリット預金の違いはしっかりと把握しておく必要があります。
この2つは似て非なるものです。
SBI証券で頻繁な取引を行っている場合は特に注意が必要です。

SBIハイブリッド預金の休止が実行されると、SBIハイブリッド預金の残高相当分は、SBI証券の口座に移行してしまい住信SBIネット銀行側からは操作できなくなってしまいます。
SBIハイブリッド預金の残高を普通預金に移してから休止したほうが良いです。

SBI新生コネクトの手続き

SBIハイブリッド預金の休止が確認できたらSBI新生コネクトの手続きを行います。

まずは口座振替契約を結びます。

口座振替契約が完了したら、ようやくSBI新生コネクトの申込みです。

実は、投信自動入金と自動出金は利用しなくても申込できてしまいます。

ここまで実行して、ようやく申込みが完了します。

もし自動出金を利用するに設定して、留保額を0円にすると、SBI証券の残高が自動的にSBI新生銀行の普通預金に送金されてしまいます。
株式の買付をするには再度送金が必要になるので注意です。

SBIハイブリッド預金を再設定

SBI新生コネクトの申込みが完了すれば、再度SBIハイブリッド預金の利用を可能にしても問題ありません。
SBIハイブリッド預金の利用を元に戻せば、以前と変わらなくSBI証券での株式の決済に使えるようになります。

SBI新生コネクトって結局なに?

結局のところ、現状ではSBI新生コネクトは申込みのみをして積極的には利用しないというのが一番うまい使い方になります。
SBI新生銀行のステージをダイヤモンドに上げるメリットのみを享受するためのものと割り切ったほうが良いです。
SBI証券との連携ではSBIハイブリッド預金のほうが使い勝手が上です。

ではなぜSBI新生コネクトなるサービスを開始したのでしょうか。
もしかしたらSBIグループとしては、今後はグループ内のメインの銀行を住信SBIネット銀行からSBI新生銀行に換えていくつもりなのかもしれません。

住信SBIネット銀行は三井住友信託銀行と共同で設立した銀行であり、しかも2023年3月に東証に上場したことで100%自分達の裁量で運営できるわけではありません。
一方、SBI新生銀行は買収によりグループの傘下に収まったことで、SBIグループがハンドリングしやすくなっています。
いずれはSBI新生コネクトの機能が増えて、SBIハイブリッド預金と同等のサービスになっていくことも予想されます。

結局のところ、SBI新生コネクトとSBIハイブリッド預金は併用できる
SBI新生コネクトとSBIハイブリッド預金の併用 2023年4月から始まったSBI新生コネクト、申込むだけでSBI新生銀行のステージが最上級のダイヤモンドになるという制度ですが、使い勝手が良いとは言えません。 SBI証券との連携にしても、S...

 

コメント

  1. みみ より:

    こういう事に疎くて、とてもありがたい記事でした。
    メリットのみを享受して、ハイブリッド預金を使えば良いと言う事が分かりました。
    休止させてコネクト申し込み、その後でハイブリットを元に戻せば良いのですね。
    早速休止させます。すべての完了までに数日かかりそうですね。
    ありがとうございました。

    • 加藤ふぁー より:

      コメントありがとうございます
      SBI証券をメインに使っている人ほど使い勝手が悪いという謎仕様です
      いずれ仕様変更されるのか、それともこのままなのか、興味深いです

  2. みみ より:

    こんにちは。ハイブリッド休止させたのでコネクト申し込み出来ました。
    ところがハイブリッドを戻したら証券会社からその後連絡があり、併用は出来ないのでコネクトは取り消します。と。
    操作上は出来たのですが、チェックされて取り消された、と言う感じです。

    • 加藤ふぁー より:

      コメントありがとうございます。
      連絡があった証券会社はSBI証券ですよね。
      私は現時点で併用できていますが、もしかしたら連絡が来るかもしれませんね。
      併用できている人がいるとクレームしてみるのもありかもしれません。

      併用できない場合、コネクトの方を取り消すというのもよくわからない仕様です
      ハイブリットを再度申し込んだときにエラーを出すべきだと思いますが。
      このままだと私は6月1日から新生銀行はダイヤモンドになりますが、なにか連絡が来るかもしれません。

      • みみ より:

        お返事ありがとうございます。はい、SBI証券です。エラーは出ませんでした。
        せっかく加藤さんが併用出来ているのに、クレームを入れたりして総チェックがかかったりするのも嫌なので(せっかく教えて頂いたのに)私はもう諦めます。
        私のタイミングが悪かったのかも知れません。
        このまま加藤さんには連絡来ませんよ~に(祈)

      • みみ より:

        お返事ありがとうございます。そうですSBI証券です。エラーは出ませんでした。
        タイミングが悪かったのかも。
        クレームしたりして、総チェックがかかったりして、教えてくれたのに加藤さんに迷惑はかけたくはないし、私はもう諦めました。連絡来ないように祈ってます。