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退職再雇用者に役職・肩書はいらない

退職再雇用者と役職・肩書

私は現在、会社との間では嘱託社員契約書を交わして勤務しています。
権限も責任もない状態で勤務することを条件に再雇用に応じたので、自分の中では一担当者として仕事をしているつもりです。

しかし、正式には肩書があります。
参与という肩書です。
私の勤務する会社では、部長級の再雇用者には参与、課長級の再雇用者には参事の肩書がつきます。
辞令も出ているので正式なものです。

再雇用者に役職・肩書は不要

もちろん、60歳以降もそれまでと全く変わりなく第一線でバリバリ仕事をすることを会社と本人双方が希望する場合は別です。
これまで通りの肩書・権限・責任で仕事を行えばよいと思います。

しかし、会社または本人のどちらかが第一線を退くことを希望して再雇用となった場合は、中途半端な肩書を与えることはやめた方が良いというのが私の考えです。
組織内の指揮命令系統がおかしくなります。

参与という肩書については、社内でも明確な序列や権限・責任が不明です。
私は事あるごとに廃止するように提言しているのですが、なかなか受け入れられません。
今後は定年再雇用者が更に増えるので、肩書がほしい勢力も拡大し、ますます受け入れられなくなると思います。

さらに定年再雇用者は名刺を作らないと決めたのに、名刺を欲しがる人が多いのも困ります。
もちろん外部の方との交渉がある部門の再雇用者は別ですが、一切社外の人と会わないような業務をする再雇用者に限って名刺を欲しがります。

再雇用者の呼称はどうする

ちなみに社内で私のことを、加藤参与と呼ぶ人は誰もいません。
人事課にだけは初期の頃は参与と呼ばれていたのですが、最近は呼ばれなくなりました。
自分たちでも違和感があるのでしょう。
それほど参与・参事という呼称は浸透していません。

ではなんと呼ばれているのかというと、加藤部長と呼ばれています。
当初はもう部長ではないので、部長と呼ばないように呼ばれるたびに訂正していたのですが、最近は面倒になってそのままにしています。
相手も部長という認識で呼んでいるわけではなく、他に適当な呼び名がなくて呼んでいるのだとわかってきたからです。

呼称についていは、まあ、加藤さんでいいと思うのですが…。
こうった呼称の問題は、会社の上層部がよほど強い気持ちで徹底していかないとなかなか難しいと思います。

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