スポンサーリンク

85歳の母を連れての湯河原への家族旅行記

旅の計画

85歳の母を連れて神奈川県の湯河原温泉へ1泊旅行に行ってきました。
母と2人で行く予定だったのですが、紆余曲折があり最終的には湯河原に各地から13人が大集合となる旅行になりました。

もともとは、母が神奈川に住む二人目のひ孫を見に行きたいと言い始めたことから始まった計画です。
当初の計画では私と二人で神奈川まで行って、ひ孫に会い、すぐに帰ってくる予定でした。
5月に生まれて、お祝いは渡したものの、コロナ禍でずっと会うこともできずにいたので、前々から行きたいと言っていたのです。

計画を具体化するうちに、広島に住む義兄も孫に会っていないということで、どうせなら温泉にでもと話が進み、さらに我が家の家族も温泉なら行きたいと言い出し…。
さらには半分冗談で上の娘の同棲相手を誘ってみたところ、行きますという返事があり、さらに右往左往することに。
娘の同棲の件は、母にも姉にも話をしていなかったので、だいぶびっくりされました。

25歳の娘が突然に同棲開始、父親は何をすべきか
娘が突然に同棲開始 2019年10月、上の娘が突然に、 「彼と一緒に住むことにしたから。ちょくちょく帰ってくるよ。」 と宣言、あっという間に当面の荷物をまとめて家を出ました。 本人がどのくらい前から準備していたのかは今もって不明ですが、親と...

そんなわけで、宮城から4名、東京から1名、神奈川から4名、京都から1名、広島から2名が参加する超ビッグなイベントとなりました。
旅行を決めたのは10月の初旬だったのですが、その時点で東京から1泊圏内の温泉宿は全く予約が取れず、ようやく12月初旬で予約が取れました。

旅の日程

1日目 12月4日

仙台8:45-はやぶさ104号-10:16東京10:27-こだま717号-11:12熱海
熱海-レンタカー―MOA美術館-レンタカー-真鶴港-レンタカー-湯河原温泉(泊)
懐石旅庵 阿しか里

2日目 12月5日

湯河原11:18-踊り子4号-12:32東京14:00-やまびこ141号-16:05仙台

日程全般

私と母は宿に直行するつもりでしたが、せっかく行くのだからどこかに行きたいというリクエストがあり、熱海のMOA美術館に行くことにしました。
翌日はチェックアウトぎりぎりまで宿でのんびりして、東京駅で一休みして直帰しました。

それ以外のメンバーは各自それぞれに行動して、全員が一堂に会したのは夕食時と朝食時だけした。

旅の記録 1日目 12月4日

母とは仙台駅で待ち合わせたのですが、早くもトラブルが生じました。
待ち合わせの時間になっても母が来ないのです。
年寄りは早め早めに行動すると考えていた私がバカでした。
結局、母が待ち合わせ場所についたのが新幹線の出発の3分前、走ったり階段を登れない母を連れて何とかホームにたどり着き、乗った瞬間にドアが閉まりました。
ちなみに遅れた理由は、ゴミ出しに行って近所の人とつい話し込んだとのこと、次からは絶対に家まで迎えに行くと誓いました。

東京駅で落ち合う予定だった下の娘からも連絡があり、到着がぎりぎりになるとのこと。
東京駅の乗り継ぎ時間がないので、下の娘に座席を確保させておくつもりだったのですが、予定が狂いました。
こちらの遅れの原因は、駅までの移動中に年寄りに道を聞かれて、その対応に時間がかかったとのことです。

東京駅からのこだまは予想以上の混雑でしたがなんとか席を確保できました。
途中富士山もよく見え、あっという間に熱海に到着しました。
熱海駅では広島からきた姉夫婦と無事に合流でき、レンタカーを借りてMOA美術館に向かいました。

MOA美術館は私は約30年ぶりで、記憶にあるのは長い長いエスカレーターだけです。
天気が良かったので美術館からの眺めは最高でした。
美術館内の庭園では紅葉がちょうど見頃で、こちらも楽しめました

昼食も美術館内のレストランで取りました。
MOA美術館内には3つのレストランと2つのカフェがあり、どれもなかなか素敵です。
母と姉夫婦はそばを、私達夫婦と下の子供は鎧塚 俊彦さんプロデュースのLa Pâtisserie du musée par Toshi Yoroizukaで食べました。
私はキッシュを食べましたが美味しかったです。

ただし、ここではやはりケーキを食べなくてはならなかったようです。
それは次回のお楽しみということで。

美術館のあとは姉が行きたいと言った真鶴港にある干物屋さんに。
なかなかうんちくを語る干物屋さんでした。
何点か自宅に発送しましたが、そこまでの特別感はなかったです。
ただ価格は十分に安いです。

その後はやや早い時間ながら宿へ。
ちょうどひ孫たちも到着したところで、あとは宿でゆっくりとなりました。

旅の記録 2日目 12月5日

翌日はゆっくりと朝食、その後時間ギリギリまでのんびりしてチェックアウトとなりました。
上の娘と彼、妻と下の娘も同行して乗換なしで東京駅まで向かい、ここでみんなと別れ、私と母だけはまっすぐ帰宅しました。

昼食をと思ったものの、私も母もお腹が空いておらず、東京ステーションホテル内にあるTORAYA TOKYOであんみつを食べながら休憩となりました。
ここは東京駅内にあるにも関わらず落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと休憩できました。

その後は空いているやまびこで仙台駅まで、自宅まで母を送って今回の旅行は無事に終了しました。

宿について

湯河原温泉にある『懐石旅館 阿しか里』に総勢13名で宿泊しました。
小さい子供がいるのでそれが一番の条件で探しました。
小規模な旅館ですが、お部屋は全室露天風呂付きで、そこそこの値段がします。
しかし決して高級旅館ではなく、フレンドリーな接客が売りのようです。

大浴場は2箇所、男女入換式で露天風呂があるのは片方だけです。
他に各部屋に露天風呂が、私の泊まった部屋には更にヒノキの内風呂がありました。

懐石旅館と名乗るだけあって、食事は夕食・朝食ともとても美味しかったです。
食事の細い母もほぼ完食。
小さい子供用の食事も別途用意いただきました。

お部屋は前述したとおり各部屋に露天風呂がついています。
傾斜のある森の中にあるので、露天風呂のあるデッキに置かれたカウチソファーなどの感じもバリ島のウブドのような雰囲気です。

阿しか里 客室

懐石旅館 阿しか里 客室
宿HPより

阿しか里 大浴場

懐石旅館 阿しか里 大浴場
宿HPより

高齢者との旅行で注意すること

今回、85歳の母を連れての旅行となったのですが、いくつか注意すべきな点がありました。

とにかく無理のないスケジュールに

久しぶりの旅行ということでつい欲張って美術館に母を連れていきましたが、ちょっと疲れたようでした。
美術館は結構歩くことになるので注意が必要だと思いました。

バリアフリーは時に遠回りになる

昨今はJRの駅はバリアフリー化が進み、主だった駅はエスカレーターやエレベーターが完備されています。
しかし、それらを使おうとすると結構遠回りになったり時間が掛かったりします。
乗換時間などは十分に余裕を持っておくことが必要です。

MOA美術館内もエレベーターなどを使うことで階段を上り下りしなくても良いようになっていましたが、エレベーターは分かりづらいところにあったりして、階段を使うより遥かに時間がかかってしまいました。

ジパング倶楽部の切符購入

今回の旅行で母の切符はジパング倶楽部の割引きっぷを使用しました。
この場合、有人の窓口で切符を購入することが必要になり、自動券売機を使う場合に比べ時間がかかります。
また、本来は本人が購入しなければならないはずで(今回多くの場合で私が代理購入しましたが)、事前にすべての切符を用意して出発するのでないと結構な負担になります。

ジパング倶楽部の切符購入に関しては不明点が多いので後日調べてみたいと思います。

コメント