仙台~東京往復で夜行バスという選択肢
仙台に住んでいる人が東京に行く場合の交通手段としては、新幹線がほぼ一択です。
もし家族全員で行くとなると、車のほうが安くつきますが、東京に着いてからの駐車場を探すのが面倒です。
しっかり探せば、一日とめて2,000円以下の時間貸し駐車場も結構ありますが、いざ行ってみて満車というリスクもあります。
最近の若い人は高速バスも使っているようですが、新幹線だと1時間半、高速バスで5時間半という所要時間を考えると、私の選択肢には入ってきませんでした。
ところが、たまたま東京に行く用事ができました。
しかも始発の新幹線では間に合わず、帰りも最終の新幹線よりも遅くまで東京に滞在したいという状況。
東京に2泊するのはもったいないし、仕事ではないので思い切って夜行バスで行くことにしました。
仙台~東京の夜行バスは激戦区
仙台~東京間の夜行バスは激戦区らしく、選択肢が結構あります。
3列シート、4列シート、東京駅発着、新宿駅発着等々、値段も週末はともかく、平日はかなり安めです。
さすがに二晩連続の夜行バスとなれば体力的にきついのは自明のことなので、無理をせず、往復とも3列シートで探しましたが、値段も4列シートとそれほど変わりがないようです。
行き 東京急行バスニュースター号
2017年4月17日、仙台駅23:43~5:15東京駅八重洲通り
予約していた席は3列シートの真ん中でしたが、運転手さんから「空いているので好きな席に移ってかまいません」と言われて窓側の席に移りました。
結構ひどい雨でしたが、仙台駅の停留所は屋根もあるので濡れずにすみました。
しっかりとカーテンが下ろされているので個室間は充分だし、座席もかなりリクライニングするので、早々に体勢を固めて眠りにつきました。
仙台宮城インターから高速に乗る前に寝ていたと思います。
その後は決して深い眠りという感じではありませんでしたが、一度も目が覚めることなく、気がつけば到着寸前。
朝になってもカーテンによる遮光は充分で、仮に日の出の早い季節でも日差しで目が覚めることはなさそうです。
東京に着いても雨がひどく、東北急行バスの停留所から東京駅の屋根のある場所に入るまでは結構つらかったです。
ただ、よく寝れて体調は良く、腰の痛みなども感じませんでした。
帰り ジャムジャムライナー731便
2017年4月18日、東京駅鍛冶橋駐車場23:10~6:00仙台駅東口
丸一日動き回っての帰り、鍛冶橋駐車場の喧騒に少々驚きながらも無事に乗車できました。
このバスはTDRが始発のようでしたが、遅れることなく東京駅に到着。
昔のツアーバスから移行したバス会社ですが、サービス、運転技術、定時性など、どの面でも不安を感じることはありませんでした。
東北急行バスにはなかったスリッパやアイマスクも装備してるほか、リクライニングも少し深く感じました。
窓側にも肘掛がついいているのが個人的には高得点です。
疲れていたためか、まだバスが出発する前に眠ってしまったようで、その後は一度目が覚めてものの、気がついたときは高速を降りて仙台駅到着寸前でした。
二晩連続の夜行バスでの移動も意外に大丈夫だった
仙台到着後は一旦自宅に戻り、その後ちょっとだけ会社に行きましたが、仮にフルタイムでの仕事だったとしても支障が出る感じはありませんでした。
さすがに仕事での出張時に使おうとは思いませんが、そうでなければ充分にありです。
学生時代の夜行列車で眠れずに辛かった記憶があるのですが、いまどきの高速バス、しかも3列シートであれば、あれに比べたら天国です。
さらに、なんといっても値段が魅力です。
平日ということもあってか往復とも3,000円台前半、これは新幹線の3分の1です。
週末はさすがに値段も上がるし、ほぼ満席でしょうから新幹線との差は縮まります。
しかし、平日なら空いているでしょうし、直前でも予約は可能なようですから選択肢に入れてよいと思います。
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