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親として子供に教えておくべきこと(1) ~選挙権の行使

二人の子供は社会人になったので、子育ては終了です。
子育て中に、これだけはしかっりと教えておかなければならないと感じたことがいくつかありました。

選挙権行使の大切さ

私の世代ですら、民主主義は勝ち取ったものではなく、当たり前に与えられたものです。
いくら学校で選挙の大切さを学んでも、その大切さになかなか気づきません。
高齢者の投票率が高いのは、彼らが民主主義が当たり前でない時代を知っているからです。

私自身、若いころは遊びを優先して選挙に行かないこともよくありました。
選挙に行くことがあまりかっこよくないという風潮さえありました。
結婚する頃になって、子供たちの未来を良くするには政治で変えるしかないことにようやく気が付いて、以後は選挙に必ず行っています。

子供達には私のようになってほしくないので、小さい時から選挙権行使の大切さはことあるごとに説いていきました。

選挙で世界は変えられる

「投票に行っても変わらないから」というのが良く言われることです。
本当にそうでしょうか。
実は選挙で世界は変わると私は考えています。

高齢者に比べ絶対数が少ない若い人が一人1票の条件下で不利なことは確かです。
しかし、若い人の中でこれまで投票していない人が多いのであれば、投票する人が増えることで状況を大きく変えることができます。
さらに、支持政党が固定化していないことも政治を変えるチャンスを増やします。
小選挙区、低投票下ではむしろ1票がキャスティングボードを握る可能性があるのです。

そんなことを子供たちに小さい時から話してきたのですが、親に言われるまでもなく、今どきの若い人はきちんと考えて行動しているようです。
おそらく二人とも選挙は皆勤賞だと思います。
特に下の子供は18歳で選挙権を得ていますから、地方・国政合わせてだいぶ経験も深まっているはずです。

今の若い人たちの投票行動が世界を変えてくれると私は信じています。

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