確定給付年金から確定拠出年金への移行時の制度移換金
私の勤務する会社では3年ほど前に確定拠出年金(DB)から確定拠出年金に(DC)に退職年金制度が移行しました。
移行時に各従業員は運用方針をどうするのかの提出を求められます。
勤務する会社では選択性の確定拠出年金を採用したため、提出するのは以下の3点です。
- 給与の一部を確定拠出年金に拠出するか否か
- 毎月の掛金の運用割合
- 制度移換金の運用割合
開始に当たっては説明会が開催され、一通りの説明を受けたものの、各自あまり良くわかっていない状態で決定したというのが実態でしょうか。
制度移換金とは
DBからDCの移管において、会社勘定で一括して管理されていた年金の原資が各自で管理する口座に移換されます。
これが制度移換金と呼ばれるもので、若い社員では当然その金額も少額ですが、私のように定年間近の社員においてはその金額が結構なものになります。
毎月の掛金の運用については特に悩むことなく決めることができると思いますが、制度移換金についてはその金額が大きいので戸惑うことが多いと予想されます。
私のように中小企業の中途入社のものでも800万円ほどあり、これを一気にリスク商品に投入するのは勇気がいるものです。
私の周りでも年配者は結局元本保証商品を選択してしまった人が多かったように思います。
しかし、結論から言えば、ここで躊躇するのは間違いです。
自分のリスクの許容範囲内において最大のリスクを取るのが正しいはずです。
私自身も最初少しビビって最良の選択ができなかったのですが、コロナ禍の株式下落局面でなんとか修正することができました。
会社側にはこのあたりの話をもっとしっかりと説明する義務があると思うのですが、説明できる人材も社内外含めてもあまりいないのかもしれません。
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