ドル建てMMFの金利が4％超え、当面ドルキャシュはここに置いておけば良い

ドル建てMMFの金利

いくつかドル建て債券が償還の時期を迎えたので、その資金をどうするか検討しました。

アメリカはFRBが利上げを進めているため、短期金利がどんどん上がっています。
短期金利に連動するドル建てのMMFの利率も上がって、ついに4％を超える水準になりました。

この水準は米国債と比べても魅力があります。

アメリカの金利は長短金利が逆転する逆イールドが発生しており、期間が長めの国債の方が金利が低いという状況です。
10年債が3.5％くらいで、これ水準で売れているのですから、間違いなく景気後退が来るのでしょう。

MMFのメリットはなんといっても高い流動性です。
ほぼ普通預金と同様の流動性が期待できます。
今後の金利の状況が不透明な中、いつでも他の商品に乗り換えることが可能です。

もう一つは安全性です。
何事にも絶対はありませんが、MMFの元本割れ、デフォルトはほぼないと考えて良いでしょう。

これだけメリットが有る商品に4％超えの金利がつくのですから、当面はドル建てのMMFで運用するのが良いと思います。
ただし、あくまで今ドルで保有している資産のみです。
わざわざ円をドルに換えてまでドル建てMMFを保有する必要はないと考えます。

なお、ドル建てMMFの金利は証券会社によって微妙に違うので注意が必要です。
マネックス証券4.12％、野村證券4.19％、SBI証券4.33％などです。
マネックス証券の私は涙目です。