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住信SBIネット銀行、2024年12月から「アプリでATM」手数料無料化、キャッシュカード利用時は有料化

住信SBIネット銀行、「アプリでATM」の手数料を12月1日から完全無料化

住信SBIネット銀行は、アプリでセブン銀行・ローソン銀行のATMを利用する際の手数料を2024年12月1日から完全無料化すると発表しました。
これまではランクに応じて一定回数が無料でした。

「アプリでATM」は普段キャッシュカードを持ち歩く必要がなくなるため、私もコンビニATM利用の際はこの方法を使っています。
ただ、スマートプログラムのランクが最上位の4である私は、ATMの無料利用回数が月に20回あるため、無料化されてもこれまでに比べてそこまでのメリットはありません。

キャッシュカード利用時の手数料は値上げ

一方でキャッシュカード利用時の手数料は値上げになります。

どうやらランクにかかわらず、キャッシュカードを使って入出金した場合は手数料がかかるようです。
手数料自体も値上げされます。
ファミリーマート・ゆうちょ銀行・イオン銀行での入出金はランクにかかわらず手数料が発生することになります。

アプリでの入出金とキャッシュカード利用での入出金にこれほど差をつけるのは、住信SBIネット銀行が各コンビニATMに支払う手数料体系に差があるということなのでしょうか。
キャッシュカードの磁気部分を読み込ませることは、メカ部分の消耗につながり、ATMのメンテナンス費用が違ってくるのかもしれません。

手数料の有料化について、さらに注記で、イオン銀行の手数料は改定予定、駅のATMである「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)は取扱を廃止する予定とあります。

ファミリーマート・ゆうちょ銀行・イオン銀行が「アプリでATM」に対応して手数料を下げなければ、使うたびに手数料が発生することになり、使い勝手はかなり低下します。

昨今、銀行ではATMの管理コストが問題のようで、ATMは少しづつ少なくなってきています。
「アプリでATM」を使用しても、現金の扱いの部分のメカ機構は同じなので、メンテナンスコストはそこまで極端に減るとは思えません。
それともキャッシュカードを受け入れる部分は特殊なのでしょうか。
いずれにせよ今の傾向が続くのであれば、どんな形にせよATM利用は有料になっていきそうな気がします。

スマートプログラムの価値は

住信SBIネット銀行にはスマートプログラムという商品・サービスの利用に応じて優遇が受けられるプログラムが存在します。

メリットは主に2つ、振込手数料の無料回数とATMの無料利用回数です。
今回の改定でATMの無料利用回数についてはランクによる差がなくなります。
振込手数料の無料回数も8月22日から「ことら送金」の取扱を開始したことにより、10万円までの振込に関してはランクにかかわらず無料になっています。

こうなってくるとスマートプログラムのランクを上げる、維持する価値がなくなってきます。
将来的にこの制度は廃止になるのでしょうか。
それとも金利などの面で優遇するようになるのでしょうか。

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