娘のロシア留学
娘が2015年2月から6月までロシアの大学に短期留学しました。
大学も自宅から通っていましたから、ずっと守られた環境で育ってきたわけです。
それが初めての一人暮らし、それもロシアという異国の地で季節は冬。
行かせるにあたっては、親の立場からずいぶんと心配しました。
しかし、結果として行かせて本当に良かったと思っています。
ロシア留学は娘に何をもたらしたのか
真の自立心
「やろうと思えば、意外と何でもできるものらしい」
ロシアに着いて二週間後に娘がLINEで送ってきたメッセージです。
これを見た時、『もう留学の成果は十分に得られた。帰ってきてもいい。』と思いました。
こんな重大なことにわずか二週間で気付かせるロシアという国は本当にすごい国です。
自宅から通学して、食事の準備から細かな家事まで親に頼りっぱなしだった彼女が、いきなり言葉もろくに通じない環境に放り込まれて悪戦苦闘した結果、自分で実感した感想なのでしょう。
日本に戻ってきてからは、食事の準備を手伝うわけでもなく、家事を進んでおこなくわけでもなく、一見すると何も変わっていないように見えましたが、真の部分で間違いなく彼女は変わりました。
これらは日本にいては決して得られなかったもののはずです。
異国の文化への理解
留学中は各国の友人と親交深めたようです。
ロシア人、中国人、韓国人、カザフスタン人、モンゴル人、カンボジア人等々、こればかりは実際に交流して感じないとわからないものでしょう。
むしろ日本という国のほうが特殊なのだと感じることも多かったようですし、なにより中国人や韓国人に対する偏見がなくなったことも大きな成果かと思います。
大学生は留学すべき
留学に関しては時に否定的な意見も聞きます。
しかし、私はぜひ大学生の間に一度は留学という形で海外を訪れてみたらよいのではないかと思います。
たとえ短い期間でも、旅行では得られないものが得られるのではないかと思います。
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