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母親の見守りにあたって 〜高齢者が苦手なことを整理する

高齢者の一人暮らし

私達夫婦の母親はそれぞれ一人暮らしをしています。(父親はどちらもすでに他界)
幸いにも二人とも80歳を超える年齢の割には元気で(私の母親は要支援1)、普段の暮らしに不便を感じることはほぼありません。
それでもいくつか生活する上で、サポートを必要とすることがあることに気付かされることがあるので、備忘録的に整理しておきます。

苦手なこと1 〜家電全般

携帯電話、テレビの録画・再生、ネット環境等々、使えて当然のことが日々苦手になっていきます。
昨日までできていたことが、今日はできなくなってしまうという感じで、子供の成長を逆に見ているようです。
丁寧に怒らずに大きな声で(耳が遠くなってきているので)辛抱強く、何度でも説明してあげることが必要です。

タブレット上のyoutubeの画像を液晶テレビにミラーリングさせて見ることができるようにする、というのが当面の課題ですが、なかなかハードルが高いものがあります。

苦手なこと2 〜重たいもの

当たり前ですが、重たいものを運ぶことはできなくなっています。
買い物も5キロのお米などは到底無理、その分こまめに買い物に行くしかないのですが、出不精になってきていて、特に寒い季節は買い物に行くのが相当面倒なようです。

買い物に出かける負担を減らすために二人とも生協の宅配を利用しているのですが、どうしても量が多すぎて無駄になりがちです。

苦手なこと3 〜高いところ

当然脚立に乗るようなことは難しいし、してほしくもありません。
しかし、日常生活で高いところに手を伸ばす必要のあることは多いものです。

  • 電球の交換(LEDにすることで頻度はだいぶ下がりました)
  • 高窓の掃除
  • 神棚のお水の交換
  • 押入れの天袋への収納
  • 庭木の手入れ

これらは私達が変わりに行うしかありませんが、私達自体がもう50代です。
必要のないものはやらないと決めた方が良いです。

それにしても神棚というものは、目の高さにあってはいけないものなのでしょうか。

苦手なこと4 〜規則正しい生活

年寄りが早寝早起きというのは全く事実に反します。
平気で夜中まで起きていて、お昼近くまで寝ています。
食事も決まった時間でなく、お腹が空いたら適当に食べるといった感じで、どう考えても健康によくありません。

とにかく予定のないというのが最悪で、無理をしてでも予定を作ってあげるべきです。
「今日って何曜日なの?」などと聞かれなくて済むように適度に忙しい状態が理想かと思います。

できていたことができなくなっていくのは悲しいけれど

老いるということは、昨日まで当たり前にできていたことが今日はできなくなっていく、ということなのだと痛感します。
ただ、長生きすれば楽しいこともまた多くあります。
孫が結婚したり、ひ孫が生まれたり、健康さえ維持できれば周りのサポートを受けながら一人で気ままな生活を続けていってくれそうです。

 

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