老人ホームでの保険証等の預かり
実態を詳しく知りませんが、多くの老人ホームでは入居者の健康保険証等を預かっていると思います。
健康保険証、介護保険証、介護保険負担割当証、この3つがセットです。
健康保険証も預かるのは、多くの場合、訪問医療等で健康保険も利用するからです。
母の入居する老人ホームでも上記の3点を預かっていもらっています。
もちろん強制ではないのですが、ほとんどの入居者は預けているのではないでしょうか。
実際預かってもらっていないと、その度に保険証等の確認のために持っていく必要が生じます。
預けていて管理に不安を覚えることもありませんし、仮に何か問題があっても大したことはないという認識です。
保険証がマイナンバーカードになる影響
2024年秋以降、現行の健康保険証は廃止され、マイナンバーカードに移行するとされています。
この場合、老人ホームではマイナンバーカードも預かることになるのでしょうか。
この問題について、各老人ホームは対応に苦慮しているようです。
母の入居する老人ホームでは、マイナンバーカードを預かることはしないとしています。
たしかに現状ではマイナンバーカードを預かるのは施設側にとってリスクしかないです。
一方、利用者にとってもマイナンバーカードを預けるのはさすがに抵抗があります。
となると、健康保険証の確認が必要になる度に家族が施設まで届けなければなりません。
それはさすがに負担が大きです。
また、母は現状マイナンバーカードを所有していますが、今後更新の際に区役所まで行くことができるのか疑問が残ります。
マイナンバーカードの多機能性と不便さ
政府は今後マイナンバーカードをより多機能にしていく方針のようですが、多機能になるほどセキュリティの面から持ち歩きづらくなり、むしろ使い勝手が悪くなりそうです。
家電なども、多機能なものよりも機能を絞った単機能のもののほうが使い勝手が良かったりします。
マイナンバー制度はともかく、マイナンバーカードは住基ネットカードの二の舞いになりそうな気がします。
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