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仙台~東京の単純往復でも元が取れる、JR東日本の週末パス

週末パスとは

下の子供が東京の大学に進学して以来、東京に行く機会が増えました。(わたしよりはどちらかというと妻がですが)

そんなときによく使っているのが、JR東日本が発売している週末パスという切符です。

週末パスとは、連続する2日間の土休日、フリーエリア内のJR線といくつかの私鉄が乗り放題となる切符です。

フリーエリアは、おおむね宮城県・山形県以南のJR東日本管内となります。

JR東日本のホームページより

仙台から東京に出かける場合は問題のない設定です。

東京に住んでいる方だと、南東北や信州に出かける場合、ほぼエリア内に入ると思われます。

フリーで乗れる私鉄は第3セクターの各線プラスアルファ。ちょっと微妙かもしれませんが、おまけと考えれば十分。私鉄はJRより運賃が高い場合が多いので、もし該当していればさらにお得に旅ができます。

かつて、JR東日本には、「土・日きっぷ」という新幹線や在来線の特急を含め乗り放題になる最強の切符があり、わたしもよく利用しました。

週末パスの場合、お得度はこれにはかなわず、あくまで普通運賃のみが乗り放題になるだけです。

どの程度お得なのか

週末パスの値段は以下の通りです。

  • 大人 8,730円
  • 子供 2,560円

これがどの程度の値段かというと、仙台から東京のJRの運賃が片道5,940円で、往復では11,880円。単純な往復でも元が取れることになります。

東京からなら福島、松本、長岡あたりが元のとれるライン。長野ではちょっと距離が足らないことになります。

週末パスの良さは乗り放題という点。単純往復では元が取れなくても、数回プラスして乗ればすぐに元が取れます。

いちいち切符を買わなくてよい点もメリット。自動改札も通れます。

先日、上の娘が週末パスを利用して伊豆に旅行に行ってきましたが、仙台~伊豆急下田だと片道の運賃が9,180円。片道で元が取れてしまいます。

JRの子供運賃は通常は大人の半分ですが、週末パスの場合は3割ほど。子供連れにも優しい設定です。

注意すべき点

なかなか使い勝手の良い週末パスですが、いくつか利用にあたって注意すべき点があります。

利用できない期間がある

お正月、ゴールデンウイーク、お盆の時期は利用できません。

それ以外の連休は利用可能です。何年か前の5連休の際も利用できたと思います。

利用開始日の前日までに購入する必要がある

旅行開始当日に購入することはできません。必ず前日までに発券する必要があります。

有人窓口でなくても指定券発券機で購入することができるので、前日であれば夜遅くなっても大丈夫です。

新幹線等を利用の際は、別に特急券が必要

フリーエリア内は乗り放題ですが、無料で乗れるのは普通列車のみです。

別途、新幹線料金、在来線特急料金、グリーン料金を払えば、新幹線や在来線の特急、グリーン車に乗ることもできます。

常磐線の代行バス運転区間も乗ることができると思います。

まとめ

仙台と東京間の新幹線を利用した単純往復の場合、「お先にトクだ値35」を使えば14,140円で往復することができ、週末パスを利用するより安くなります。

ただし、「お先にトクだ値」にはいくつか制約があります。

  1. 発売枚数が限られているため、事前の申し込みが必要
  2. 利用可能な列車が限られ、仙台~東京では「はやぶさ」「はやて」は利用不可
  3. 発券後の変更が不可
  4. 申し込みはネットのみ
  5. 都内のJRでの移動には別途切符が必要

自由な移動が可能な点が週末パスの最大の魅力といえます。

追記

2019年8月23日、JR東日本は消費税率の引き上げに伴い、週末パスの値段を10月1日から8,730円から8,880円に値上げすると発表しました。

消費税率引上げに伴うおトクなきっぷの見直しについて

消費税のアップ分相当の値上げであり、商品性その他に変更はありません。

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