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確定拠出年金の制度移換金、私の運用方針は正しかったのだろうか?

制度移換金の発生

私の勤務する会社では、退職金制度が確定給付年金から確定拠出年金に変更になったため、人によっては多額の制度移換金が発生しました。

確定拠出年金、制度移換金とは?
確定給付年金から確定拠出年金への移行時の制度移換金 私の勤務する会社では3年ほど前に確定拠出年金(DB)から確定拠出年金に(DC)に退職年金制度が移行しました。 移行時に各従業員は運用方針をどうするのかの提出を求められます。 勤務する会社で...

定年まで5年を切っていた私の場合、800万円ほどの金額について運用をどうするか求められたのです。
事前の説明も十分でなく、なおかつ決定までの時間もなかったため、あまりよく考えずに提出してしまいました。

私の考えた運用方針

企業型確定拠出年金の運用を考えるにあたっては以下の大前提を基本にします。

  1. 利息・配当・売却益などの運用益は全額非課税
  2. 受取時に退職所得税控除が使えるため税金負担が相当に軽減
  3. 運用時の経費は会社持ち

よって、運用は最も利益の上がる可能性のある運用を心がけるのが正しいことになります。
預金等で最低限の生活資金が確保されているのであれば、100%リスク商品でかまわないはずです。

しかし、定年まであと4年という時間の短さが私を迷わせました。
要するにビビったわけです。

結果、元本保証商品を6割という選択をしてしましました。

一応、耐えられる資産の下落が10%、株式の1年での下落の幅が30%でなどともっともらしい計算をして決めたはずですが、一気に800万円の資金を投入することにビビったわけです。

コロナ禍の下落局面で修正

この時の選択が間違いだったことはすぐに理解したのですが、その後も上昇局面が続いたため修正できずに時間だけが進んでしまいました。
相場が下げたらスイッチしようと思いながら、なかなか実行できなかったのです。

状況が変わったのが2020年3月です。
コロナ禍によって一気に相場が崩れ、私の資産評価額も一時的にマイナスに転じました。
このタイミングで定期預金で運用していた分を全額株式投資信託に転換したのです。

その後は相場の回復とともに資産の評価額も一気に回復しました。
もしもあのタイミングで決断できていなければ今頃は悔しい思いをしていたはずです。
結果として初期段階での間違いをコロナ禍の局面で修正することができたことになり、ラッキーだったといえます。

結論、制度移換金はどう運用するのが正しいのか

私自身の経験からいうと、生活資金が確保されている限りにおいて、全額を最も利益の上がるであろうリスク商品に投入するというのが正しいと思います。

もちろん、投入した途端に相場が下がり大きな評価損が出る可能性もあります。
一方で相場が急騰する可能性もあるのです。
どうなるのかわからない以上一刻も早く運用を始めるのが一番正しいはずです。

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