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四万十川の沈下橋の渡り方

四万十川の沈下橋

四万十川に掛かる沈下橋、今回の旅行の楽しみの一つでした。
沈下橋というのは、増水時に橋面が水面下になる橋のことで、水の抵抗になる欄干がないことが最大の特徴です。

四万十川にしかないわけではありませんが、四万十川のそれは数の多さ、長さ、周囲の景観とのマッチング、どれをとっても絵になる風景です。
今回は四万十町の窪川から江川崎を経由して河口付近まで四万十川に沿ってドライブしたのですが、沈下橋だけでなく川沿いの景色すべてが素晴らしかったです。

普段が私が目にする多くの川は、川幅はあっても水の流れは乏しく、河原だけが目立ちます。
四万十川は最後の清流と呼ばれるだけあって、水量が豊富で滔々と流れています。
ここに掛かる欄干のない細い橋、行った甲斐がありました。

沈下橋を渡る

当初は眺めるだけで渡るつもりはありませんでした。
何より怖いし、万が一のことがあると地元の方に迷惑をかける事になるので…。
ただ、どの橋を眺めても渡っている車もほとんどいないので、邪魔にならないようにそっと渡ってみても良いかと思いました。

沈下橋を渡る怖さはいくつか要因があります。

  • 欄干がないこと
  • 幅が狭いこと
  • 長さがそれなりにあること
  • 水面からの高さ
  • 川の流れが結構あること
  • 対向車が来る恐怖

最大の特徴である欄干がないことですが、欄干がないことそれ自体よりも、欄干がないことで川の流れが直接目に入ってくる点が怖いです。
どうしても視点が手前に来るのですが、道幅の両側に青い水の流れが直接見えます。
それもけっこう流れが早いです。

水面からの高さがなければ水の流れはより近くに見えますし、高さがあれば今度は高い事自体に恐怖します。

沈下橋は川の流れに垂直に掛けられているので、橋がカーブしていることはないのですが、川岸の前後には傾斜が有る場合があります、
この部分が結構怖いです。

雨の日や夜間はさすがにやめたほうが良いです。

勝間沈下橋

建設年月日:昭和34年
全長:171.4M
幅員:4.4M

素人が渡るならこの橋と案内されていたので、まずはこの橋を渡ってみました。
釣りバカ日誌14の撮影現場としても有名な橋らしいです。

たしかに幅があって走りやすいです。
国道側から渡ると、長い河原部分があって、それから本流の上に向かうので、最悪渡らないで戻ることも可能です。

高瀬沈下橋

勝間沈下橋での写真の出来が今ひとつということで、もう一本渡ることになりました。
勝間沈下橋から車で5分ほど下流にあります。

建設年月日:昭和48年
全長:232.3M
幅員:3.4M

国道から急坂を下ると、いきなり橋になります。
逃げ場なし、渡るしかありません。

勝間沈下橋に比べても、圧倒的に幅が狭いです。
長さもあります。
橋の中ほどに幅が広くなっている部分があります。(対向は無理)
渡ったところからは木々の影で国道を走る車が見えないので、雰囲気は最高です。

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