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老人ホームにおける食堂の配置の違い

老人ホームでの食事

母が老人ホームに入居して早くも2年強が経過しました。
幸いにも元気に暮らしています。

母が暮らす老人ホームを定期的に訪ねていますが、感じるのが老人ホームの日常は食事と入浴が大半を占めるということです。
私達の日常においては食事と入浴はあくまでもその一部に過ぎないのですが、老人ホームにおいては日常のかなりの部分をその2つが占めています。

このうち入浴は大変そうですが、週2回です(3回の老人ホームもある)。
それに比べ食事は一日3回、365日です。
入居者を食堂に連れていき、食事をさせ、また居室まで移動させるというのはなかなか大変そうです。
しかも、一見全員同じものを食べているように見えますが、みざみ食やとろみ食、流動食など個人によって違っていて、間違いなく配膳するのに気を使いそうです。
食事の前後での薬の管理も大変そうです。
朝食が終われば10時のお茶の準備、それが終われば昼食の準備、3時のお茶の後にはもう夕食。
一日が食事を中心に回っているようです。

老人ホームの食堂は集中型か各階配置か

ほとんどの老人ホームでは食事は食堂で取りますが、食堂の配置は大食堂を設ける場合と各階に配置する場合の2パターンが存在します。
大食堂型が主流で各階配置は少数だと思います。

母の入居する老人ホームも5階建てで、食堂は1階に、居室は2階から5階にあります。
したがって入居者は食事の度に居室階から1階に移動し、食事後また居室階に戻ります。
階段での移動は禁止なので、普通に歩ける人もエレベータで移動です。

エレベータは2台あって1台は大型です。
それでも食事時は大混雑になります。
特に車椅子は大型エレベータでも4台が限界です。
当然時間がかかるので、早くから食堂への移動が始まります。
早く食堂に着いても早く食事を開始できるわけでもなく、待ちが発生します。

母はこれが不満なようです。
さっさと食事に行って、さっさと帰ってきたい、いつも言っています。
母は歩行器が必要なものの、介助無しでエレベータを使って食堂まで往復可能なので特にそう感じるようです。

老人ホームを探すときはあまり気にしなかったのですが、食堂の配置についてもう少し考えても良かったと思います。
もっとも各階配置の食堂はそれはそれで問題もあるようなので、一概には言えませんが。

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