娘が2015年2月から6月までロシアの大学に短期留学しました。その時考えたことです。
お金をどうやって持っていくか
学費を持参しないものの、毎月数万円の生活費が必要になるはずで、月々必要なお金をどうやって持っていくか、ずいぶん悩みました。
娘が留学経験のある指導教官に尋ねたところ、全財産をルーブルに両替して体に巻いていったということ。
ソ連時代ですからそんなものかもしれませんが、とても参考にはなりません。
ロシアはクレジットカード社会
娘は留学する前年、ロシアの大学のサマースクールに参加しました。
その際、ロシアはどこにでもATMがあって、想像以上にカード社会と感じたようです。
なのでお金に関してはクレジットカードを最大限に活用すると決めました。
なるべく買い物はカードで行い、必要な現金はカードでキャッシングする。
ロシアでカードでキャッシングというと、何となく不安がよぎりましたが、現地の人がみんなそんな感じだということなので。
家族カードを持たせる
娘は自分名義のクレジットカードを保有していましたが、キャッシング枠は0に設定されていました。
貸金業法の改正以来、学生のカードのキャッシング枠は0~数万円が限度のようです。
これではさすがに難しいです。
そこで私名義のカードに家族カードを追加して、これをメインに使わせることにしました。
さらに、家族カードの申し込みに行った際、窓口で海外用のデビットカードを勧められたのでこれも作成し、サブのカードとして使用することにしました。
もっともこの海外用デビットカード、高校生でも持つことができるというメリットはあるものの、レートはクレジットカードキャッシングに劣ります。
あくまでサブ的に使ったほうが良いと思います。
参考
クレジットカードとデビットカードのレートの違い
セゾンカード/MASTERとNEO MONEY
- 両替日 2015年2月25日
- 両替場所 モスクワ ドモチェドボ国際空港内ATM
- 両替金額 5,000ルーブル
- 結果 セゾンカード 9,427円 NEO MONEY 10,104円
レートを考えればクレジットカードのキャッシング一択といえるでしょう。
ロシアではATMで1回に下せる金額に制限がある
買い物をカードでと考えていましたが、普段は、『ATMでキャッシングをして現金で支払う』という感じだったようです。
カードで買い物というのはほとんどありませんでした。
田舎だったためと、一緒に買い物をするロシアの学生やほかの国からの留学生がほとんど現金生活だったためのようです。
大きな金額を支払うような場面がほとんどなかったこともあるでしょう。
ATMは至る所にあり、故障なども少ないようですが、なるべく建物内のATMを昼間に使うようにさせていました。
カードが戻ってこなかったというのも特になかったようです。
ただロシアのATMは一回に下せる金額が極めて少額のようです。
最後までいくらまで下せるのかはっきりしなかったのですが、10,000ルーブル以下と思われます。
となると、日本円で2万円以下、娘の生活では困ることはありませんでしたが、数万円相当の家賃を現金で支払うといった場合には結構大変かと思います。
クレジットカードの使用制限はなかった
娘が留学していた時期は、ちょうどウクライナ危機のさなかで、VISAやMASTERカードが使えないのではといった報道も一部にありました。
実際のところ、少なくとも日本で発行されたカードについてはそのようなことは一切なかったようです。
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