62歳、定年再雇用から2年経過
62歳になり、定年再雇用から2年が経過しました。
毎年誕生日が来ると、日本年金機構から「ねんきん定期便」が届きます。
中身を確認するとともに、この一年間の働きがどのように将来の年金額に反映するのかを確認しています。
私の現在の状況は以下のとおりです。
- 国民年金の未納期間が46ヶ月(学生時代45ヶ月、転職時1ヶ月)ある
- 月128時間勤務
- 賞与なし
- 残業時間は月10時間程度
老齢基礎年金支給額
老齢基礎年金の支給見込額は、718,813円となりました。
昨年は703,261円でしたから、15,552円、率にして2.2%の増加です。
しかし、これは一年間働いたからではなく、老齢基礎年金の満額が795,000円から816,000円に引き上げられた結果です。
残念ながら、未納期間の46ヶ月分を今から埋める方法はなく、今後も満額から10%ほど少ない金額しかもらえない状況は続きます。
それにしても、マクロスライドの実施により物価上昇率ほどは増えないものの、ある程度まで物価の上昇に追従して貰える金額が増える公的年金は素晴らしいものです。
経過的加算額
私のように厚生年金の加入期間が480ヶ月に満たない人が60歳以降も働き続けると、基礎年金額が増えない代わりに経過的加算を増やすことができます。
令和6年度のデータで計算してみます。
定額部分の金額 1,701円×455月=773,955円
老齢基礎年金額 737,800円
経過的加算額 773,955円-737,800円=36,155円
昨年の経過的加算額は、15,238円だったので、20,917円増加したことになります。
今後も厚生年金の加入期間が480ヶ月に到達するまで増えていき、その後は年金額自体の改正のみが反映されることになります。
報酬比例部分
報酬比例部分の増加額は、70,605円の増加になりました。
私がこの一年間に支払った厚生年金の651,480円です。
なんとなく悪くない増え方かと一瞬思いましたが、よく考えてみれば会社負担分を考慮するとこの倍の金額を納付しているわけです。
これで1ヶ月あたり6,000円弱の増加です。
アルバイトを1日すれば稼げる程度の増加額というのは、やはりちょっとしょぼい感じがします。
しかし、もし20年間年金を受け取ると仮定すると、140万円強の受取額の増加です。
会社負担分を含めても負担は130万円強ですからまずまず良くできた仕組みです。
得した損したは、結局のところ、いつまで生きるのかという問題に収束します。
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