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定年再雇用から3年経過、年金見込はどう変わったのか

63歳、定年再雇用から3年経過

63歳になり、定年再雇用から3年が経過しました。
毎年誕生日が来ると、日本年金機構から「ねんきん定期便」が届きます。
中身を確認するとともに、この一年間の働きがどのように将来の年金額に反映するのかを確認しています。

定年再雇用から2年経過、年金見込はどう変わったのか
62歳、定年再雇用から2年経過62歳になり、定年再雇用から2年が経過しました。毎年誕生日が来ると、日本年金機構から「ねんきん定期便」が届きます。中身を確認するとともに、この一年間の働きがどのように将来の年金額に反映するのかを確認しています。...

私の現在の状況は以下のとおりです。

  1. 国民年金の未納期間が46ヶ月(学生時代45ヶ月、転職時1ヶ月)ある
  2. 月128時間勤務
  3. 賞与なし
  4. 残業時間は月10時間程度

この一年間、働き方に変化はありません。

老齢基礎年金支給額

老齢基礎年金の支給見込額は、751,995円となりました。
昨年は737,800円でしたから、14,195円、率にして1.9%の増加です。

これは老齢基礎年金の満額が、816,000円から831,700円に引き上げられた結果です。
1.9%の増加はまずまずですが、マクロ経済スライドの実施により物価上昇率以下の引き上げに留まっており、実質的な価値は前年より落ちています。

未納期間が46ヶ月ある私の場合、満額支給との差を埋める手段はありません。

経過的加算額

私のように厚生年金の加入期間が480ヶ月に満たない人が60歳以降も働き続けると、基礎年金額が増えない代わりに経過的加算を増やすことができます。

2024年度のデータで計算してみます。

定額部分の金額 1,734円×467月=809,778円
老齢基礎年金額 751,995円
経過的加算額  809,778円-751,995円=57,783円

昨年の経過的加算額は、36,155円だったので、21,628円増加したことになります。
今後も厚生年金の加入期間が480ヶ月に到達するまで増えていき、その後は年金額自体の改正のみが反映されることになります。
大体1年の就労延長で2万円ほど増加するわけです。
この増加の仕組みは国民年金の増え方と同じです。

ただし、このままだとあと1年で厚生年金の加入期間が480ヶ月に到達するので、その後は経過的加算額が増加しないことになります。
厚生年金の基礎年金相当分が払い損になります。
この部分にメスを入れてほしいものです。

報酬比例部分

報酬比例部分の増加額は、63,452円の増加になりました。
一方、私がこの一年間に支払った厚生年金は667,950円です。

働いて納付を続ければ年金は増えますが、果たしてそれは正しいことなのか…。

この一年間で検討すべきこと

あと一年雇用された状況を続けると、経過的加算額が増えなくなります。
これを回避するために、会社との契約を雇用契約から業務委託契約に変更し、国民年金を任意加入するという方法があります。

これをすれば一年間の加入で老齢年金の受給額を2万円程度増やせます。
ただし、会社が雇用の場合と同条件で業務委託契約に応じてくれる保証はありませんし、交渉も面倒です。

ただ、業務委託契約にすれば雇用契約に縛られずに他の仕事をすることも可能になります。
体力と気力があるうちにやってみたいことはいくつかあります。
有利・不利を確認して、少し検討してみる必要があります。

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