学校推薦型選抜の募集要項の一文
5年前に下の娘が学校推薦型選抜(当時は推薦入試)で大学に入学したのですが、その募集要項を見ていたときのことです。
出願の条件の中に、
調査書の学習成績概評が、Ⓐの者
という項目がありました。
すると、一緒に募集要項を見ていた娘が、「評定が足りないかもしれない」と言い出したのです。
娘の高校の成績などじっくり見たこともなかったのですが、平均で4.3は十分にあるように見えていたので、「足りてるでしょ」と返したのですが、どうやら違っていたのです。
確かに評定の『A』は評定の平均が4.3以上あれば良いのですが、『Ⓐ』はそれ以上のものが求められるのです。
50年以上生きていて初めて知った事実です。
評定のⒶとは
ちなみに娘の受験した大学の入試Q&Aによれば、評定のⒶとは、
高等学校生徒指導要録による調査書の評定平均値の4.3以上の者が「A」になります。
その「A」に属する生徒のうち、人物、学力ともに優秀な者については、「○A」と標示することができます。この場合は、高等学校長は調査書の備考欄にその理由を明示することになります。
と規定されています。
ついでに言えば、Ⓐは『マルエー』と読むらしく、これも初めて知りました。
評定をⒶにするのは高等学校長の権限になるらしく、高校によってその基準が若干違うこともその時知りました。
Ⓐのレベルの高さ
娘の通学していた高校では、Ⓐの評定は、
評定の平均値が4.6以上、かつ人物・学業・部活動おいて優秀な成績を残した者
ということになっているらしく、極めてハードルの高いものだったのです。
ちょっと計算してみればわかりますが、5が3割強であれば良い4.3と半分以上が5である必要がある4.6では困難さが相当に違います。
4.6となると、1個でも3があると致命的です。
さらに、『人物・学業・部活動において優秀な成績を残した者』という高いハードル…。
結論から言うと、担任の先生がその後超人的に動いてくださったおかげで評定の『Ⓐ』をいただくことができ、無事に出願することができたのです。
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