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残り少なくなった住宅ローンをどうするか考えてみた。

住宅ローンの現状

2002年の12月に借りた我が家の住宅ローン、気がついたら残り期間が2年、残り金額が200万円を切っていました。ここ数年、返済が進んだのは、ひとえに自宅から通える国立大学に進学してくれた上の娘のおかげ。感謝です。

残り少なくなった住宅ローンをどうするか

残念ですが、ここから借り換える選択肢はありえません。

確かに昨今の超々低金利の実態からすれば、私が今借りている住宅ローンの金利は高いです。しかし、これから借り換えを実行すれば、手数料その他の方がはるかに高くつきます。

また、この段階での金利の引き下げは銀行側が応じないでしょう。

となれば、あとは一括で繰り上げ返済をするかどうかという問題です。

ちなみに返済するだけの預金はなんとかありますし、私には借入金利を上回る運用ができるほどの投資能力はありません。

繰り上げ返済のメリット

最大のメリットは、借金がなくなるという心理的なものだと思います。住宅ローンを組んで手に入れた家というのは、一見自分のもののようですが、抵当権が設定されている以上、支払いが滞れば競売されてしまいます。

恐怖心にかられるというほどではないものの、毎月自動的に引き落とされていく返済金は、常に家計を考えていくうえで頭に入れておかなければなりません。これがなくなれば、かなりの解放感が得られると思います。

もちろん、繰り上げた分の金利負担も減ります。計算してみたところ3万円強の金利が浮きます。確かに少なくない金額なのです。

が、ここまで来ると、あまり金利負担面でのメリットがないと感じたのも事実です。

繰り上げ返済のデメリット

本来、繰り上げ返済にはデメリットはないと考えています。

ただし、預金が200万円減るというのは、少なくとも心理的にはダメージがあります。代わりに得られる金利負担減が3万円強というのと比べてどうなのかという感じはします。

さらに、ここまで来るとほとんど関係がないとはいえ、生命保険の効果もなくなります。現時点では3万円の保険料で200万円の死亡保険という形ですから、割に合わない保険ともいえますが、頭には入れておくべきことです。

さてどうするか

我が家には来春大学受験を迎える高校3年生の娘がいます。実力はともかく、本人は関東の大学への進学を望んでいるようです。

仮に国立大学へ進学した場合でも、家を出て一人暮らしをさせるとなると、毎月の家計は赤字になると考えられます。(一応女の子なのであまりぼろいアパートというわけにもいかないでしょう)

私立大学となれば、さらに毎月の赤字幅は拡大する見込みです。

これに備えて貯金の進めてきたわけですが、この一部を今の段階で失うのはちょっとどうかなと考えました。

半年後にはその後4年間の支出の目途が見えてくるので、その時点で全額繰り上げ返済を再度検討しようと思います。

そのためにもまずは受験を頑張ってもらわなくては。父親にできることは少ないですけど。

 

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