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今更だけど、真山仁 著、『マグマ』を読む

真山仁 『マグマ』

真山仁さんの小説は全て読んでいると思っていましたが、これは存在自体知りませんでした。
私が普段行く図書館になぜか文庫版しかないからだと思います。

違う世界線あったかな

本の要素としては、

  1. 外資系金融の容赦の無さ
  2. 既得権者の融通のなさ
  3. 原子力村の隠蔽体質
  4. 自然エネルギーの可能性
  5. 優秀な女性に対するハラスメント

といったところなのですが、驚くのはこの本が出版されたのが2006年ということです。
リーマンショックも東日本大震災も福島第一の事故もなかった時点です。

フィクションとはいえ、2006年の時点で脱原子力の可能性が議論されて、その方向で政策が進められたとすれば、もしかしたら違う今日があったのかもしれません。

震災から11年目、ちょっと感傷的になりました。

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