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最低賃金の都道府県のランク制度を4段階から3段階に、これで格差なくなりますか?

最低賃金のランク分けを4→3に

報道によれば、厚生労働省の審議会で最低賃金の議論の際に都道府県を4つの区分に分けて目安を示す仕組みについて、区分を4つから3つに減らすことを決めたとのことです。

エラー|NHK NEWS WEB

▽Aランクは、東京、神奈川、大阪など今と同じ6都府県、
▽Bランクは今のBとCのランクをあわせたうえでDランクから福島、愛媛、島根の3県が加わり28道府県となります。
▽Cランクは、今ののDランクからこの3県を除いた13県となります。

賃金格差の是正が目的らしいですが、格差をなくしたいなら、都道府県別の最低賃金の設定を止めて、全国一律の最低賃金にすればよいだけだと思います。
ランクを付けるという行為は、格差をつけるということと同じ意味だと思うのですが、頭の良い人たちの考えることはよくわかりません。

この新しいランク分け、個人的には熊本や長崎よりも島根が上に来るのが不思議に思えます。
とにかく九州と東北は賃金を安くしておきたいという意図が見え見えな気がします。

賃金を上げるために必要なことは

ちなみに我が宮城県はランクCからランクBになります。
現在の宮城県の最低賃金が883円です。
全国平均以下というのが悲しいです。
求人は切り上げて時給900円で募集しているところが多いですが、ご丁寧に883円で募集しているところもあります。
1円でも安く採用したい気持ちはわかりますけど、これでは良い人材は採用できないですよ。

政府は最低賃金を1,000円以上に上げたいらしいです。
上げたいのならさっさと上げればよいのにと思います。
ちまちま毎年上げるのではなく、一気に2,000円くらいまで上げてしまえば良いと思います。

そもそも賃金を上げるには、労働者側が安い給料のところには応募しなければよいだけの話ですが、現実問題としてなかなか難しいのはわかります。
その意味で、最低賃金を設ける必要性は理解できます。
ただ実際の賃金が最低賃金に張り付いているような現状では未来がないです。

この機会に安い賃金の価値しかない仕事を一気に淘汰する、そのくらいの覚悟の政策を見てみたいものです。
日本は今後は労働人口が減るのですから、高い賃金を払える仕事のみを残す必要があると思うのですが。

最低賃金を上げると失業者が増えると言う人がいますが、別に失業が増えても困らないですよ。
高い給料を払えるところに移ればよいだけ、それまでは失業保険をもらいながら自分の技能を磨く訓練をしておけば良いだけです。
ここが賃金を上げるための肝だと思います。

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