スポンサーリンク

13年前の東日本大震災、当時のテレビ映像を8時間ぶっ通しで視聴する

東日本大震災、当時のテレビ画像を視聴

一人で過ごせる、まとまった時間が取れました。
そこで、前からやろうと思っていた、You Tubeにある東日本大震災発生当日のテレビ画像のアーカイブをぶっ通しで視聴するということをやってみました。

震災当時、私は仙台在住でまさに当事者だったので、地震当日は全くテレビを見ることはできていません。
その後、断片的に当時の映像を見る機会はありましたが、あくまで一部を切り取ったものを見るだけでした。
地震当日がどんな感じだったのか、報道はどうなされていたのか、元日に能登半島地震があったこともあって視聴してみたくなりました。

総じて、テレビは災害時には役に立たないなという感想です。
大きな災害時、当事者にとっては「テレビなんか見てる場合じゃない」からです。
テレビは安全な場所にいる人たちが見るものです。
電気が回復した以降、テレビを見ることはできたはずですが、数カ月間はテレビを見た記憶がありません。
ただ、ずっと時が経過して後に振り返って見てみるのは、次なる災害に備えるためにも価値があるのではないかと思います。

視聴して気がついたこと

津波に関する報道

地震直後に津波に関する警報が出され、アナウンサーからも警告がなされています。
しかし、津波がこれほどに恐ろしいことだとは、実際に津波が街を飲み込み始まるまでアナウンサーも気象庁すらも認識していなかったのではないでしょうか。

震災以降、地震が発生するとすぐに津波の有無が報道され、津波に関する警告がしつこいほどなされるようになったのは、このときの反省があるのだと思います。

私も当日のラジオで、「仙台市若林区荒浜で200〜300人の津波で死亡したと思われる人が見つかった」を聴いて仰天した記憶だけがありますが、テレビのアナウンサーもこのときだけは驚愕を隠しきれない感じでアナウンスしていました。

政府の対応

「当時の民主党政権は対応が後手に回り、助かる命も助からなかった」というのがよく言われていた評価ですが、実は素早い対応がされていた事がわかりました。
その後の原発対応で批判を浴びたわけですが、地震直後の対応は素早く、未曾有の災害の割にはインフラの復旧等が早かったことをみても、対応は間違っていなかったことがわかります。

地震直後から情報発信はきちんとできているし、「交通インフラが止まっているので無理に帰宅しないように」という注意喚起も早い段階でできています。
結果的にうまく行かなかったとはいえ、原発に関する情報も隠さずにきちんと出しています。

今回の能登での地震対応と比べても、初動は十分のスピードだったと言えます。
もっとも地震が発生したのが、予算審議が大詰めの国会開催中の金曜日の午後という、対応を検討するべき人たちが全て一箇所にまとまっていたという好条件はあるわけですが。

原発に関して

私が原発に関してまずいことが起きたのを知ったのは、実際に水蒸気爆発が起こった以後です。
しかし、テレビでは17時前の段階で「全非常用電源喪失」をきちんと伝えています。

問題はこの後です。
「全非常用電源喪失」「現時点での放射能漏れはない」ことは報道できても、その後に何が起きるのかを誰も指摘できなかったわけです。
だから実際に夜になり、避難指示が発令されて、はじめてことの重大さがわかってきたのです。
しかもこの段階でも、その後のことが想像できていません。

これは専門家や学者の問題でしょう。
彼らが政府機関にきちんとアドバイスができなかった。
あるいは彼らにもわからなかった。
残念ながらそれが日本の原子力行政だったわけです。

東京の人たち大丈夫

東京都内の被害がほとんどないことにも驚きました。
電気もしっかりと点いています。

その後の計画停電時の街の暗さが印象深いので、地震直後はもっと停電していたのかと思っていましたが、実際はほとんど停電していません。
鉄道やバスもJR以外は当日中に運転再開しています。
なにより東海道新幹線が非常に早い段階で運転再開したことを初めて知りました。

にもかかわらず、街なかは人で溢れて、ただ突っ立っている人も多い感じです。
無理に帰宅するなと言われても、なんとなく家に向かって歩きだしている感じの人目立ちます。
もう少し強い揺れで、電気が消えたり、道路を瓦礫が塞いでいたりしたらかなりまずいことになったでしょう。
要は人が多すぎるのですね。

想定外はいくら想定してもまた起きる

私が東日本大震災から学んだのは、想定外をいくら想定しても、また想定外のことが起きるということです。
臨機応変の対応、これしかないと思っています。
人に頼らず、自分で最善と考えた行動を選択する、まあ地震がないに越したことはないですが…。

 

コメント