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2022年3月JRダイヤ改正、やまびこ71号(やまびこ155号)の利用価値

やまびこ71号は2024年3月16日のダイヤ改正でなくなり、仙台止まりのやまびこ155号となりました。
東京から仙台の停車駅、停車時間は同じです。

2022年3月、JR東日本ダイヤ改正

JR東日本は2022年3月に恒例のダイヤ改正を実施しました。
今回の改正の目玉として、上越新幹線の快適性向上や通勤時間帯の着席サービス向上が上げられています。
が、実際に実施された中身をみると、コロナ禍で落ちた需要に応じて輸送力を減少させたものになっています。

特に東北新幹線においては、定期列車の臨時列車化、実質的な減車、「はやぶさ」の「やまびこ」への格下げが行われました。
要するにコロナで減少した客数に合わせて輸送体系を見直したということでしょう。

これは経営上やむを得ないことであり、事実3月時点では客数が大幅に減少していたのですから、特に問題ではありませんでした。
しかし、昨今、コロナ患者の減少(と言ってよいかはともかく)に伴い客数が回復してきており、「はやぶさ」を中心に満席の便も出始めています。

やまびこ71号、東京18:28発、盛岡行

さて、東京駅発の東北新幹線ですが、午後以降「はやぶさ」が1時間に1本しかない時間帯があります。
14:20、16:20、18:20の「はやぶさ」は次発の「はやぶさ」が1時間後になります。
したがって、これらの「はやぶさ」は当然混雑します。

そこで18:28発の「やまびこ71号」です。

この電車は、ダイヤ改正前は18:56発の「はやぶさ109号」として走っていたのが、ダイヤ改正で「やまびこ」に格下げになったものです。
18:20発の「はやぶさ41号」の8分後に東京駅を出発し、仙台駅には32分後に到着します。
所要時間は1時間55分、数少ない東京〜仙台間で2時間を切る「やまびこ」です。

やまびこ71号の利用価値

新花巻までの先着列車

途中、仙台まで後発の「はやぶさ」に抜かれることはありません。
ただし、多客期には臨時の「はやぶさ」が運転され、福島で抜かれるダイヤになっていると思われます。

自由席がある

「やまびこ」なので自由席が設定されています。
先日利用したときは1〜6号車が自由席でした。
「はやぶさ」の3人がけの真ん中よりは、時間がかかっても窓側に座れるのであれば利用価値があると思います。

東京駅からであれば、出発直前でも窓側に座れる可能性が高いですし、途中駅でかなり空いてくることが予想されます。(仙台止まりの「やまびこ」ほどではないにせよ)

仙台駅での仙山線への乗り継ぎ

仙台着が20:23で、20:27発の仙山線、快速山形行に乗り継げます。
もちろん接続列車としては案内されないのですが、実際には乗り継ぎ可能です。
4分での新幹線から在来線への乗り継ぎは、特別走ったりしなくても大丈夫です。

この場合、山形着は21:41。
東京駅を19:16に出る「つばさ157号」を利用するより早く山形に到着できます。

利用客が戻れば「はやぶさ」に再格上げも

今後、コロナ禍が収まり、新幹線の利用客が回復すれば、この「やまびこ7号」も再度「はやぶさ」に格上げされるかもしれません。

それまでは東京〜仙台の利用の場合でも選択肢に入れておいて良いと思います。

2024年3月16日ダイヤ改正

2024年3月のダイヤ改正でやまびこ71号は、仙台止まりのやまびこ155号となりました。
東京駅の出発時刻、仙台駅の到着時刻、途中の停車駅はやまびこ71号と同じです。
仙台から先、盛岡方面へは、はやぶさ109号が接続します。

この、はやぶさ109号は東京駅の発車が18:56です。
ダイヤ改正後も18:20のはやぶさ41号を逃した場合、仙台までは、やまびこ155号が先着することになります。

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