2023年の路線価発表
7月1日、今年1月1日時点での路線価が発表されました。
主要な道路に面した土地1平方メートル当たりの評価額で、相続税や贈与税の算定基準となる。対象は全国約32万2000地点(標準宅地)で、うち東北は2万1582地点。売買実例や不動産鑑定士の評価を基に算定し、一般的な土地取引の指標として国交省が毎年3月に発表する公示地価の8割程度の水準となる。国税庁のホームページなどで閲覧できる。
全国的には上昇が続いていて、特に宮城県は4.4%の上昇と大幅なアップ。
アップ率では全国で3位だったようです。
実際に仙台市内で販売されているマンションや住宅の価格を見ても、だいぶ上がっていて、一部ではこんなの誰が買うんだという値段になっています。
人口が減って、世帯数も減り始めているというのにどうしてなんでしょうか。
我が家の路線価
20数年前に土地を買って家を建ててから、路線価は毎年チェックしていました。
住宅ローンを抱えていた頃は、ローンの残高が早く土地の値段を下回ればいいなと思っていました。
返せなくなった時、家を売って残債が残らないのか、そればかり考えていました。
土地を買って以降の路線価の推移を眺めて見ると、買ってしばらくは下落が続き、その後横ばいに。
震災以降は回復傾向で、数年前には買ったときの水準を回復しました。
その後も上昇は止まっていません。
特に、ここ数年は上昇の幅も大きくなってきました。
我が家の路線価、対前年上昇額
年 | 対前年上昇額(1平米あたり) |
---|---|
2023 | +7,000 |
2022 | +3,000 |
2021 | +1,000 |
2020 | +4,000 |
2019 | +3,000 |
2018 | +3,000 |
さすがに今年の上げ幅は異常だと思います。
素人が考えても、この状況で家を買うのは止めたほうが良いのではないでしょうか。
仙台の賃貸物件の家賃相場はそこまで上がっていないように思います。
路線価が上がって良いことはあるのか
自宅の路線価が上がって、なにか良いことはあるのでしょうか。
もちろん自分の住んでいる家の価値が上がって悪い気はしません。
しかし、売る気はないし、売ったら住むところがなくなります。
自宅を担保にお金を借りる予定もありません。
となると、路線価が上がっても良いことは何もありません。
固定資産税が高くなるので、悪いことばかりです。
実家の路線価も上がっていますから、相続税も上がるはずです。
しかし、このまま金利が上がらなければ、もう少し上昇の余地がありそうです。
なにやらバブルの頃を思い出します。
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