大学進学で子供が東京に引越
2017年4月、下の子供が大学進学のため東京に引越しました。
大学の寮に入る、民間の食事つきの学生寮に入るといった選択肢のある中、娘が選んだのは、マンションを借りての一人暮らし。
大学の寮に入るものと思っていた私はびっくりしたし、費用的にも想定外の出来事となりました。
引っ越し準備
電化製品はヨドバシカメラで購入して、直接マンションに配送、家具はすべてIKEA等で新調して未組立の状態で運ぶことになったので、引越荷物の量はそれほどありません。
IKEAの家具は未組立の状態だと対してかさばりませんし、他は衣服くらい。
そもそもマンションの部屋が非常に狭いので、荷物をたくさん持っていけるはずもないということで。
荷物が少ない引越といえば、すぐに思いつくのが「単身パック」的な商品です。
ヤマト運輸をはじめとして各社が提供していて、料金は仙台から東京で2万円前後です。
かご台車1台分程度ということで、量的には収まりそうでした。
ただ、問題になったのが電動自転車です。
これが普通の自転車であれば、東京で買ったほうが安いとなるのですが、電動自転車となるとそうはいきません。
高校3年間酷使された電動自転車ですが、まだまだ十分現役で行けるはずです。
なにより、新居が都内とは思えないほど坂の多い街なので、どうしても電動自転車を持っていきたいとのこと。
電動自転車を運ぶとなると、一気に引越のハードルが上がります。
「単身パック」では無理なので、自転車だけ別送する必要がありますが、自転車を運んでくれるサービスというのが意外にありません。
車輪が外せるロードバイクなら輪行袋に入れて運んでくれるところも見つけましたが、電動自転車となると、わざわざバッテリの付いた自転車は運べませんと明記しているところまである始末です。
日本通運の「単身パックX」
そんな中で見つけたのが、日本通運の「単身パックX」という商品です。
ベッドも自転車もらくらく!、うたっているので問い合わせたところ、電動自転車も大丈夫とのことでした。
専用の鉄道コンテナで輸送することで比較的大きな荷物を低コストで運べることを売りにしており、運ぶコンテナの大きさは一般的に見かける鉄道コンテナの半分の大きさです。(それまでこの専用コンテナを積んだ貨物列車を見たことがありませんでしたが、最近はたまに見かけます。)
電話でかなり念入りに荷物の量を確認したためか、事前の下見などはありませんでした。
引越当日は時間通りに2トン車で3名の作業員が到着。
荷物の確認から積み込みまできびきびと気持ちの良い仕事ぶりでした。
もっとも、電動自転車があるだけで荷物かスカスカ。
作業員の方にも電動自転車がなければまだまだ積めますよと言われました。
引越先でも3名の作業員、引越シーズンの土曜日ということあって時間が心配でしたが、約束した時間通りでした。
これで値段は60,480円(税込み)、当日現金で支払いました。
もしかしたらほかに方法もあるのかもしれませんが、すべての荷物をいっしょに運べたこともあって、満足のいく結果でした。
単身パックXの注意点
エリアが限定される
鉄道コンテナを使うため、エリアが限定されています。
主要都市間であれば大丈夫ですが、150km以内の近すぎるのもダメです。
販売対象外期間がある
小さくしか書いていないので見落としがちですが、「3/20~4/10まで(発着作業日の両方、またはいずれか一方が期間内の場合)は、販売対象外期間となります。」となっています。
我が家の引越はギリギリその前でした。
交渉の余地があるかは不明です。
使える引越方法
あまり知られていない単身パックXですが、思いの外使える感じです。
費用の面でも、使い勝手の面でも候補に加えて検討する価値はあると思います。
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