実家の庭の木を剪定
この冬の時期、休みの日は実家に出向いて、庭の木々を剪定しています。
下草が枯れたこの時期が一番作業しやすいからです。
いくつかの木々は根本から伐採、他もかなりきつめに剪定しています。
実家は街なかにあるので、隣の住宅と密接しており、放っておくとすぐ隣の家まで枝を伸ばしてしまうからです。
実家の庭
実家には昔から街なかにしてはやや広めの庭があり、50年近く前の宮城県沖地震で家を建て替えた際に父が本格的に作り直しました。
父が存命の間は父が一所懸命に手を掛けていましたが、父の死後、母は鉢植えはすべて処分、庭は年に一度植木屋さんに管理してもらうだけになりました。
50年も経過すれば、苗から植えた木々もそれなりに大きくなります。
いくつかの木は素人の手には余るようになってきました。
毎回植木屋さんを入れるわけにも行かないのでなんとかしていますが、庭なんていらないと思ってしまいます。
先日、実家で古い写真を整理していたところ、50年前の庭の写真が出てきました。
たしかに殺風景で、なにか植えたくなったのは理解できます。
しかし、50年経過でここまで密林のようになるとは、父も想像できなかったのでしょう。
街なかで日当たりが悪いので、本来どの木もあまり育たないのですが、なまじ選定をすると途端に元気になったりします。
剪定したあとの枝の処分も大変です。
いくつかの木々には思い入れがあったりもします。
庭には場違いな感じでヒノキの木が1本あるのですが、伝え聞くところによると、この木は私が生まれた時に私の祖父が植えたのもの。
将来孫が家を立てる時に床柱にでもするようにとのことだったようです。
そう言われると、床の間のあるような家を建てられなかった甲斐性のない孫としては切ってしまうのが申し訳なくなります。
庭の木で本当に困るもの
父の思いが込められた庭なので、できるだけ維持しながらも、たちの悪いものは一気に伐採しています。
週末は木こりになるという感じです。
フジ
以前は藤棚をつくっていたと思います。
蔓性の植物なので、そこら中のものに巻き付いて成長します。
日当たりを求めて隣の家のアパートの階段にあっという間に巻き付いていったりしました。
可哀想ですが、いの一番に伐採しました。
ボケ
春先に咲く花は可愛いですが、成長力がありすぎです。
切っても切っても成長します。
脇芽も次々に出るので困ります。
枝にはトゲあるので、剪定したあとの処分も大変です。
バラ
バラもまたトゲが困ります。
虫も多く付きます。
日当たりが悪くて管理ができていないと花もあまり咲きません。
月桂樹
実家の環境があっているのか、思った以上に成長します。
あっという間に5〜7mになって手が届かなくなります。
しかもそこに蔓性の植物が巻き付いていきます。
庭はお金持ちのもの
庭付きの戸建てを希望する人は多いと思いますが、私に言わせれば、庭なんて3ヶ月に1度庭師を入れられる人だけが楽しめるものです。
50年後にどうなるのかを想像して、鉢植えだけにするのが一番良いと思います。
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