三菱UFJ銀行、定年再雇用賃上げ、年収1000万円も

三菱UFJ銀行、再雇用者の賃上げ

三菱UFJ銀行が定年再雇用者の賃金を最大4割上げる方針とのことです。

自分も定年再雇用で年収1000万円もらえるのか、と喜んでいる皆さん、そんな事はありません。

週5日勤務の場合、定年時点の給与を維持するということのようです。
銀行勤務で60歳の時点で銀行本体に残っていて、年収が1000万円、そんな人はほとんどいないはずです。

ただ、この措置が定年再雇用者のモチベーションを上げることになるのは確かです。
今後は定年再雇用者も同一労働・同一賃金の徹底が進んでいくはずです。

三菱UFJ銀行では、銀行一旦退職した方が再度入行してキャリアを積んでいく、ウェルカムバック入行という制度もはじめています。

優秀な人材は社外に出さず、囲い込んでいく傾向はこれからも続くと思われます。

三菱UFJ銀行の定年再雇用制度において、誰しもが年収がアップするわけではないでしょう。
どういった人が給与アップを勝ち取れるのでしょうか。
ずばり、三菱UFJ銀行がその価値を認めた人ということです。

真の意味でのジョブ型雇用です。
定年後は能力次第、自分の力が試されます。

定年後は契約も1年毎のはずです。
仕事内容をじっくりと査定されて、それに応じた条件が示されるようになるのでしょう。
評価されれば、その後は交渉次第、きちんと主張すべきことを主張することが大事でしょう。

三菱UFJ銀行で年収が1000万円を超えるのはおそらく30代半ばです。
定年後に1000万円欲しければ、30代半ばの気力・体力で成果を上げる必要があるでしょう。
60歳を過ぎて改めて競争原理にさらされる、これはなかなかしんどいことです。