夏のボーナスは6月?、7月?
夏のボーナスの季節です。
公務員は夏のボーナスは6月30日と決まっていますが、民間企業は様々です。
ちなみに私の会社は7月中旬の支給予定です。
経験的に、大企業は6月支給、中小企業は7月支給が多いように思われます。
冬のボーナスはほとんどの会社で12月半ばまでに支給されると思いますが、なぜ夏のボーナスは支給日がばらけるのでしょうか。
夏のボーナス支給日が様々な理由
従業員がお金を必要とする時期
冬のボーナスが12月なのですから、半年後の6月に支給のほうが自然に感じます。
しかし、夏のボーナスは夏休みの旅行やお盆の帰省などに使われるのが想定されているのでしょう。
7月の支給でも間に合うという経営側の判断がありそうです。
資金繰り
ボーナスの支払いは会社の資金繰りにおいて決して小さい金額ではありません。
当然、支払いは一日でも遅いほうが資金繰りが楽になります。
特に中小企業の場合、高金利の時代にはかなりの負担になっていたこともあるはずで、その名残で今も支給日が遅くなっている可能性があります。
他社の支給具合を見定めたい
何事も横並びの好きな日本企業です。
ボーナスの支給にあたっても突出したくないという傾向がみられます。
大手企業から支給が始まって、なんとなく今年の相場的なものが出来上がったところで自社の支給率を決定したいという意向があるのかもしれません。
ボーナスの支給日を遅らせていいことはない
私の意見は、ボーナスは6月に支払ったほうが良いというものです。
社内でもずっと主張しているのですが、なかなか受け入れられません。
中小企業の経営者は自分でボーナスをもらった経験がないので、ボーナスについての感覚がなかなか従業員と一致しないのです。
若い社員がこの時期に学生時代の友達などと会えば、当然ボーナスの話題になります。
金額の大小もですが、もう出た、まだ出ない、支給の遅いことで劣等感を感じる場面があるはずです。
もちろん、うちの会社は支給日は遅いけど圧倒的にボーナスが高い、というなら話は別ですが、それはほぼないでしょう。
少なくとも公務員の支給日までには支給するべきです。
なぜなら公務員のボーナスは『民間企業並み』に支給されるものだからです。
金額もですが、支給日も公務員並みにできなければ、平均的民間企業の水準以下の企業であることを自ら認めてしまうことになります。
ボーナスの支給日が遅いことを理由に辞める若い社員はいないでしょうが、ボーナスの支給日が遅いことを誇りに思うこともないでしょう。
もちろん資金繰りの問題などは残りますが、支給額を増やすことよりは簡単にできます。
まずは支給日を大企業と同等にして、それから支給額そのものを増やす努力をしていくべきだと思います。
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