みずほ銀行のシステム障害に遭遇
先日、みずほ銀行のシステム障害に初めて遭遇しました。
みずほ銀行の障害といっても山ほどありますが、2022年1月11日に発生した法人向けネットバンキングでの障害です。
個人でも仕事上でもみずほ銀行とは取引があるのですが、これまでは幸いなことに障害に遭遇することはありませんでした。
どちらもメインバンクとしては使っておらず、どちらかというと対岸の火事として眺めていたのですが、今回実際に遭遇してその深刻さに改めて気づかされました。
システム障害の内容
今回の障害の内容は、法人向けのインターネットバンキングシステムにおいて朝からログインできない状況が発生したというものです。
私の場合、資金移動のために仕事開始と同時にログインしようとしたのですが、『ただいまログインできません』と表示されてログインできませんでした。
正直この種のトラブルは他行でもまれには発生しており、だいたい30分もあれば復旧します。
そこでしばらく放置して9時半ころに再度ログインを試みたのですが、復旧していませんでした。
どうしても当日中に行わなければならないことではなかったため、私はここでログインを諦めて他の仕事を始めたのですが、他社では頭を抱えた経理担当者もいたと思います。
おりしも日経電子版ではみずほ銀行の頭取交代のニュースが流れる中、その同じ画面の下の方にシステム障害の一報が入るシュールな光景が見られました。
みずほ銀行からのメール
その後、みずほ銀行からはシステム障害の状況を知らせるメールが30分おきに届きました。
【みずほｅ－ビジネスサイト】ただいまサービスにログインしにくい状況となっています。
1月11日(火) 9:42
【みずほｅ－ビジネスサイト】本日付けの国内他行向け外国送金を予定されているお客さまへのご連絡
1月11日(火) 10:16
【みずほｅ－ビジネスサイト】他のお取引金融機関様のご利用もご検討願います
1月11日(火) 10:49
【みずほｅ－ビジネスサイト】引き続きログインしにくい状況が続いております。
1月11日(火) 11:21
【みずほｅ－ビジネスサイト】ログインしにくい状況は解消いたしました。
1月11日(火) 12:18
実際にはお昼前には復旧していたようで、私も午後にはログインして所定の作業を終えることができました。
法人向けサービスでのシステム障害が影響が大きい。
それにしても銀行がネットバンキングサービスの利用者に対して、「窓口を利用して下さい」とか「他行の利用を検討ください」というメッセージを送ってくるのはなかなかすごいことです。
今回の障害についても、その原因や対策、再発の可能性などについていまだに公式には発表されていません。
この状況下で給料日や月末を迎えるのは、みずほ銀行をメインにしている会社の経理担当者にとっては不安が募るでしょう。
場合によっては決済のメイン行の変更まで考えているところもあるかもしれません。
確かにATMが動かないといった障害の方がニュースとしては大きく扱われますが、実際のところ法人向けサービスでの障害の方が中長期的に銀行経営に与える影響は大きくなるはずです。
みずほ銀行の将来に不安を感じざるを得ません。
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