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2023年4月、介護保険料率も引き上げ

2023年4月介護保険料率引き上げ

2023年4月給与分から介護保険料も上がります。

2023年4月、雇用保険料率がまた引き上げ
2023年4月、雇用保険料率引き上げ 2023年4月支給の給与分から雇用保険料がまた上がります。 引き上げ幅は、労働者負担、事業主負担でそれぞれ0.1%ずつです。 合わせて雇用保険料率は1.55%になります。 2022年4月と10月の引き上...

介護保険は意外に複雑で、65歳以上が負担する第1号保険料、40歳から64歳が負担する第2号保険料に分かれます。
第1号保険料については現役並みに収入がある高齢者の負担割合が常に議論に上っています。
2023年夏には負担増の方向で決定されるようです。

第2号保険料については、2023年4月給与分から保険料率が1.64%から1.82%に引き上げられます。
2000年に始まった介護保険、当初の負担率は0.6%でした。
以降毎年のように上がり続け、ついに過去最高の水準に到達です。

協会けんぽの場合、今年は保険料率が下がる都道府県が多いのでそれらの県では負担増をそこまで感じないかもしれません。
しかし、東京都など13都府県の健康保険料も上がるところでは負担増を実感することになるでしょう。

今後も介護保険は上がり続ける

介護保険の実状を見れば、料率が今後も上がり続けることは確実です。
むしろ団塊の世代が75歳を超えてくる時代になり、介護保険の利用に加速がつくはずで、介護費用の増加はこれからが本番です。
抑制の仕組みができつつある健康保険料よりも介護保険料の負担増が問題になる日も近いでしょう。

今後は単なる負担増だけでなく、現在40歳からになっている保険料の徴収を20歳からにするなどの議論がどこかで始まることになると思います。
はたして若い人が介護保険料の負担に納得するのか。
厚生年金や健康保険が破綻するとは思いませんが、介護保険については行き詰まる時が来そうな気がします。

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