母との連絡手段
現在87歳の母、以前はパソコンも使いこなしていました。
趣味の会合の名簿を作ったり、年賀状を作ったり。
それがいつの頃からかパソコンに触らなくなり、せっかくのノートパソコンは部屋の隅で埃を被るようになりました。
その頃、私との連絡手段は携帯電話のメールです。
思いついたことを私にメールを寄越し、私が仕事が終わり次第返す。
そんな感じで連絡を取り合っていました。
やがてあまりメールを送ってこなくなりました。
こちらからのメールにも返事をよこしません。
仕方なく電話をしてみると、変わりなく過ごしているとの返事が…。
必要なときには実家に寄って、直接話しをすればよいのでそれほど問題視はしていませんでした。
一年前から老人ホームに入居になりました。
私の家から近いこともあり、以前より直接会う機会はむしろ増えました。
電話するよりも直接話しをしたほうが早いので、私と電話で話をすることはほぼなくなりました。
遠方に住む姉とはたまに電話で長電話をしていたようです。
それが姉から最近電話をしても出ないときが増えたと連絡が受けました。
老人ホームの仲間と談話室などでおしゃべりでもしているならいいのだけど、姉は言うのですが、圧倒的に居室にいる時間が長いはずです。
携帯電話の操作ができなくなってきている?
今回、母が新型コロナに感染しました。
幸い症状は軽く元気だったようですが、面会できない状態が10日間以上続きました。
症状を本人に確認したいので、落ち着いたあたりで携帯電話に電話をしてみたのですが、電話に出ません。
何回かけても出ません。
姉も掛けていたようですが、こちらにも出なかったようです。
たまらず老人ホームに出かけて、看護師さんに電話に出るように伝えてもらったところ、看護師さんに電話をかけてもらって私のところに連絡を寄越しました。
どうやら携帯電話の操作がうまくできなくなってきたようです。
電話が鳴っていることは承知していたようですが、どうやって受けるのか、操作方法がわからなくなったようです。
らくらくホンでも難しい
母の携帯電話は、いわゆるらくらくホンです。
私か姉からの電話にしか出ないし、掛けません。(このルールは本人が決めました)
電話が掛かってきた時は、
- サブ画面に表示された相手先を確認して私か姉なら出る
- 携帯電話を開く
- 緑色に光っている『OK』ボタンを押す
私か姉に電話をしたい時は、
- 携帯電話を開く
- ワンタッチキーに設定されている私か姉を選択する
- 緑色に光っている『OK』ボタンを押す
これらの操作だけで良いはずなのですが、これが難しくなってきているようです。
面会可能になって以降、使い方を再度教えて、今はなんとか電話の応答ができるようになりました。
しかし、このままではまたすぐにできなくなりそうです。
今までできたことが、できなくなっていく様を見届けるのはなかなか辛いものがあります。
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