楽天が西友株を売却
報道によれば、西友の株を20%保有していた楽天グループが全株を投資ファンドに売却するようです。
売却額は220億円、取得してから2年ほどしか経過していないと思います。
220億円の売却額では利益はでないでしょう。
それだけキャッシュが必要な状態ということでしょうか。
売却後も一定の関係を維持するとなっていますが、投資ファンドの持ち株の処分次第でどうなるかわかりません。
楽天の資本導入後の西友
なぜ私が西友の行方に関心があるかというと、我が家のメインのスーパーだからです。
正直言って、楽天の資本が入った以降、あまり良い方向に向かっていたとは思えません。
しばらくは音沙汰がなく、動き出したと思ったら、どうも納得の行かない方向に進んでいたと思います。
中途半端に楽天の遺産が残ったままになるのが一番怖いです。
西友の今後
楽天の売却によって西友の資本構成は、投資ファンドが85%、ウォルマートが15%となります。
投資ファンドはいずれは出口を見つけなければならないので、どこかに売却される可能性が一番高いです。
しかし、西友は全国で300店舗を超える大企業です。
買える企業が日本に残っているでしょうか。
イオン、ヨーカドー、どちらもこれ以上店舗を必要にしていない気がします。
地域ごとに分割して売却ならありえますが、投資ファンドの利益が減りそうで選択しないと思います。
外資に売却となると、15%保有したままのウォルマートの意向が働きそうです。
商社等の異業種の参入もあり得ます。
しかし、傘下にサミットを持っている住友商事は以前西友にも出資していたものの手放しています。
今の商社の戦略からいっても食品スーパーに触手を伸ばすことはない気がします。
残る選択肢は再上場です。
もしも再上場することがあれば、優待狙いで保有しても良いと思いますが…。
西友各店は十分な投資ができていない気がします。
宮城県内の店舗も老朽化が目立ち始めています。
まさかの撤退・閉店などということがないように頑張ってほしいものです。
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