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企業型確定拠出年金のダメダメな運用商品を晒す(2) 〜DCニッセイマーケットフォローバランス「みちしるべ」

企業型の確定拠出年金においては運用は会社が用意した商品から選ぶことになります。
だめな運用商品を用意されるとどうしようもありません。
私の勤務する会社の確定拠出年金においてもひどい商品がたくさん並んでいます。
その中から特にひどいものを晒していきます。

DCニッセイマーケットフォローバランス「みちしるべ」とは

またしても愛称のある運用商品、DCニッセイマーケットフォローバランス「みちしるべ」です。
運用商品としてはひどいのですが、「みちしるべ」という愛称はDCの運用商品名として悪くないと思います。

運用方針は、

ニッセイグローバルバランス(ターゲットリスク型)マザーファンドを通じて、実質的に国内外の株価指数先物取引、債券先物および国内の公社債に投資し、ターゲットリスク型資産分散モデル指数に連動する投資成果をめざします。マザーファンドの組入比率は、原則として高位に保ちます。対象指数との連動性を維持するため、外国為替予約取引を活用します。原則として、部分ヘッジを行います。

となっています。
読んでみてもどんな運用がなされるのかまったくわかりません。
ある程度は積極的な運用がされるように読めますが、先物取引を組み込むことでリスクが増えるのか減るのかといったこともよくわかりません。

よくわからないバランスファンドという点からも、確定拠出年金の運用商品としてどうかと思います。

確定拠出年金のラインナップにバランスファンドは必要か?
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DCニッセイマーケットフォローバランス「みちしるべ」の運用成績

運用成績を見てみます。

コロナ禍の2020年3月、一気に大きく下げて、そのまま戻っていません。

一時期少し回復するものの、ここ一年は下げ基調です。
基準価格は設定以来1割近く下げています。

もし運用商品としてこの投資信託を選択していとしたら、この成績には納得がいかないのではないでしょうか。
救いは資産額が30億円程度と決して売れてはいないことです。
買った人はひどい目にあっていますが。

この商品の基準価格が戻ることはない

現在の運用状況を見るにつけ、この商品の基準価格が10,000円まで戻ることはないと思います。
だとすれば、運用商品を他の商品に切り替えるようにアドバイスべきだと思うのですが、その役割は誰が担うべきなのでしょうか。

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