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老人ホームの紹介業者から家族や本人にお祝い金が支払われているらしい

老人ホームのお祝い金

老人ホームへの入居の際に紹介業者を利用すると、入居が決まった時点で紹介業者から家族や本人にお祝い金なるお金が支払われている実態があるようです。
金額は3万円から10万円程度とのこと。

介護施設選び、祝い金影響75% 老人ホームの紹介会社(共同通信) - Yahoo!ニュース
有料老人ホームなど介護施設への入居が決まった際に紹介会社から家族や本人に支払われる「祝い金」を受け取った人の中で、祝い金の有無が施設選びに「影響した」と考える人が75.8%だったことが3日、民間調

老人ホームから紹介業者への紹介料が高額になっていることに驚いたばかりですが、さらにこれが家族に還流しているとは…。
この国は終わっています。

いつの間にか老人ホームの紹介業が一大ビジネスになっていた
サンウェルズの不正請求あまり報道されていませんが、金沢に本社のあるサンウェルズという東証プライム上場の会社で総額30億円近い医療費の不正請求が発覚しています。サンウェルズは、パーキンソン病患者向けの有料老人ホーム「PDハウス」を全国で約40...

介護保険制度の終焉は近い

日本の介護保険制度は2000年に開始されたので、25年が経過したことになります。
早くも終焉が見えてきた気がします。
医療保険制度と違って株式会社の参入が認められている時点でこうなることは自明だったかもしれません。

介護保険からの収入を元に老人ホームから紹介業者に紹介料が支払われ、紹介料を原資に利用者にお祝い金が支払われる構造は異常です。
一見すると誰もが得しているようで、実は利用者がとんでもなく損をしているというのが実情です。

大きな売上が望めて手間の比較的かからない高齢者が「優良商品」として高値で取引されているように見えてしまいます。
どう考えても介護保険制度の趣旨からは遠く離れているでしょう。
私が介護保険を利用する頃にはまともな保険制度ではなくなっている可能性が大だと思われます。

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